ビタミンAで免疫力をUp

ビタミンAは粘膜などの組織を正常に保持することに関与しているよ
ビタミンAは、視覚、聴覚、生殖等の機能維持、成長促進、皮膚や粘膜などの上皮組織を正常に保持すること等に関与するといわれています 。
皮膚や粘膜の上皮組織を正常に保持することで、目の角膜や粘膜、口、鼻、のど、胃腸、肺、気管支、膀胱、子宮などを覆う粘膜が健康に保たれます。

粘膜はウイルスや細菌等の病原菌の侵入を防ぐバリアの役割をしているから、免疫に大きく関与しているんだね
健康に保たれた粘膜はウイルスや細菌といった病原菌などの侵入を防ぐバリアの役割をし、感染を防ぐようにはたらくため、体全体の免疫力を高めることに繋がります。
ビタミンAが不足すると粘膜の機能が低下してしまい、病原菌などの侵入を防ぐバリア機能も低下してしまうため、細菌やウイルスが侵入する可能性が高まってしまうことが考えられます。ビタミンAは免疫力に関わる1つのビタミンとなりますので、しっかりと摂取しておきたいところです。

ビタミンAの摂取基準量と豊富な牛乳の含有量

牛乳には粘膜の機能を保ち、免疫力を高めるビタミンAも豊富に含まれているね
1日のビタミンAの摂取基準量は15~29歳の女性で650µg (レチノール活性当量)*とされています。これに対して牛乳コップ1杯(200g)には76µg(レチノール活性当量)*含まれています。15~29歳女性においては牛乳1杯で摂取基準量/日 の約12%に相当する量が摂取できます。牛乳はビタミンAも比較的多く含まれるといわれています。
*日本人の食事摂取基準(2020年版) **日本食品標準成分表2015年版(七訂)

【カルシウムの1日の摂取基準量と牛乳1杯(200g)に含まれる割合】
年齢 | 男性の基準量 | 牛乳200gに 含まれる割合 | 女性の基準量 | 牛乳200gに 含まれる割合 |
0~5カ月 | 300μgRAE/日(目安) | 25% | 300μgRAE/日(目安) | 25% |
6~11カ月 | 400μgRAE/日(目安) | 19% | 400μgRAE/日(目安) | 19% |
1~2歳 | 400μgRAE/日 | 19% | 350μgRAE/日 | 22% |
3~5歳 | 450μgRAE/日 | 17% | 500μgRAE/日 | 15% |
6~7歳 | 400μgRAE/日 | 19% | 400μgRAE/日 | 19% |
8~9歳 | 500μgRAE/日 | 15% | 500μgRAE/日 | 15% |
10~11歳 | 600μgRAE/日 | 13% | 600μgRAE/日 | 13% |
12~14歳 | 800μgRAE/日 | 10% | 700μgRAE/日 | 11% |
15~17歳 | 900μgRAE/日 | 8% | 650μgRAE/日 | 12% |
18~29歳 | 850μgRAE/日 | 9% | 650μgRAE/日 | 12% |
30~49歳 | 900μgRAE/日 | 8% | 700μgRAE/日 | 11% |
50~64歳 | 900μgRAE/日 | 8% | 700μgRAE/日 | 11% |
65~74歳 | 850μgRAE/日 | 9% | 700μgRAE/日 | 11% |