ビタミンB群は、主に私たちが摂取した栄養素を体内で分解したり、他の物質に合成する働きをしています。
たんぱく質・糖質・脂質などの栄養素は、そのものだけを摂取しても体づくりやエネルギー源として活かされることはありません。これらの栄養素を体づくりやエネルギー源として活用する為には、体内で分解したり他の物質に合成する必要があります。体内で分解したり他の物質に合成することを代謝といいますが、ビタミンB群はこの代謝を助けているのです。
ビタミンB群の中でも牛乳に多く含まれるビタミンB2は、脂質の代謝を助け発育促進に重要な役割を果たすほか、皮膚、髪、爪などの細胞の再生にも関与しています。そのため「発育のビタミン」と呼ばれたり、美肌効果としてサプリメント等で活用されているビタミンになっています。1日のビタミンB2摂取基準量は18歳以上の女性では1.2mg*とされています。これに対して牛乳コップ1杯(200g)には0.3mg**含まれています。牛乳はビタミンB2も比較的多く含まれるといわれています。
[ビタミンB2]脂肪の代謝を助け、発育や肌細胞の再生に関与
牛乳コップ1杯:0.3mg( 14歳以上の摂取基準量/日 の約25% )
*日本人の食事摂取基準(2020年版) **日本食品標準成分表2015年版(七訂)
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